金沢のホテルといえば、彩の庭ホテルと言われるほど有名なホテル。それがこのホテルです。
というのも、このホテルは楽天トラベルアワードのサービス部門で1位に選ばれたり、トリップアドバイザーの朝食がおいしいホテルランキングに入賞するなど、サービスと朝食が高レベルで両立しています。
今回は、このホテルに実際に宿泊した僕が、このホテルのメリットやデメリットを紹介していきます。ファミリーでの宿泊の場合に気になる部分も紹介していきます。
ポイント
本記事の執筆者
この記事を書いている僕は、10年以上金沢に在住し、現在は他県に移りましたが、仕事の関係で毎月金沢でホテルに宿泊しています。金沢のホテル・旅館を知り尽くした僕が紹介します。
このホテルは、金沢の格安ホテルとしておすすめしているホテルです。他の格安で金沢を満喫できるホテルについて以下の記事を読めばわかります。
>>子連れが金沢でコスパ良く宿泊するのに最高のホテル3選(コロナ対策も)
彩の庭ホテルへのアクセス
所在について
ホテルの場所は、金沢駅西口より車で10分弱ほどです。ホテルの方角は、兼六園や近江町市場といった観光名所とは逆の方向ですので、車で直接向かった場合には観光地への移動が少し大変になってしまいます。
電車であれば、金沢駅にあるバスターミナルから一定間隔でシャトルバスが運行していますので、ホテルまではそれほど不便さを感じないと思います。
ただ、チェックイン後に金沢観光をしようと思うと一度金沢駅にまで出る必要があるため、余裕を持った行動が必要になります。
ホテル玄関には、ガラス張りのバス待合室もあり、奥のフロント横のラウンジでは加賀棒茶やコーヒーを飲みながらバスが来るのを待つこともできます。
冬には、窓の外に雪吊りがかけられるため、実際に宿泊した際もケータイを見ながらのんびりと優雅に過ごすことができました。
チェックイン手続
最近のホテルでは、全自動のチェックインも多いところ、こちらのホテルでは、フロントスタッフによるチェックインでした。
全自動に比べ、時間はかかるものの、子どもたちへの配慮(子どもたちの作務衣やベビーベッドの可否、アメニティなど)もあり、スムーズに手続をすすめることができました。
館内について
ホテルの客室がある通路へは、入場が制限されており、安心して過ごすことができます。
真ん中に中庭があり、それをぐるっと囲んだようなつくりですので、どの廊下からでも季節に応じた中庭の景色を楽しむことができるのはうれしいですね。
ただ、中庭との窓ガラスが単板ガラスでしたので、私が利用したのは冬では、廊下は少し肌寒く感じました。季節によっては上着が必要かもしれません。
施設内には、トレーニングルームもあるのですが、コロナ禍のためか、使用が制限されていました。観光で来ているため、あまり使う機会はないかと思うので、私は特に問題ありませんでしたが…。
フロントの横には、ラウンジがあり、外の庭の景色を眺めながら、コーヒーや加賀棒茶をゆったりと飲むことができます。席数も十分にあるので、狭く感じることもありませんでした。
私が宿泊した際には、こまめにスタッフさんがドリンクコーナーの確認に来てくれていたので、飲むものがなくて困るということもありませんでした。雪の降っているなかでのんびりと過ごすことができるのは、とてもありがたかったです。
ただ、ラウンジも少し肌寒く感じたので、作務衣だけではなく、少し上着を羽織るなどして対策はした方が良いかもしれません。
室内について
室内は落ち着いた雰囲気で、加賀五彩を意識した客室になっています。私が宿泊した部屋は、ベッドとお布団を使用する部屋でしたので、非常に広く感じました。入口にきちんとたたきもあり、そちらで靴を脱げるため、非常に快適に感じました。
このホテルには大浴場があるのですが、部屋にもセパレートの洗い場付きのお風呂があり(スモールダブルのお部屋はユニットバスのようです。)、アメニティとして、金箔入りのおしゃれな入浴剤が準備されていました。
今回は大浴場を利用したので、お部屋のお風呂は使用しませんでしたが、入浴剤は家で使用しました。とても豪華で、優雅な気分になり、気持ち良かったです。
夕食について
このホテルには、残念ながら夕食をとることができる施設はありません。周辺には、観光客向けの飲食店はあまりありませんので、一度金沢駅か、さらに足を伸ばして片町・香林坊にまで出た方が良いと思います。
金沢駅西口では、マリオットホテル内におしゃれな飲食店が、金沢駅東口や片町・香林坊には様々な居酒屋がありますよ。
朝食について
このホテルの一番のウリは、なんといっても朝食です。トリップアドバイザーでも何度も朝食のおいしいホテルとしてランキングしていることからもわかるとおり、非常にレベルの高い朝食を味わうことができます。
入店時に、消毒と手袋、それとマスクの着用を求められますが、ビュッフェスタイルは維持されているようです。以前は大皿から取り分けていくスタイルだったようですが、現在では、小皿に盛り付けられているのを取っていくスタイルに変更されています。
メインは、ライブクッキングで作ってくれるオムレツです。3種類のなかから選んでシェフにお願いすると、目の前で調理してくれます。僕のおすすめは、金沢のブランドシイタケを使ったしいたけのオムレツですね。キノコの良い香りがして、とても食欲がそそられます。
そのほかにも、地場の食材を使用したお惣菜や治部煮といった金沢の名物料理などがまんべんなく楽しめます。
特に、そら納豆というのは、金沢大学の研究チームが開発した、石川県・能登半島上空約3千メートルで採取した菌を使った納豆で、他の地域ではあまり見られないものですので、ぜひ一度食べてみていただきたいです。
サラダバーも準備されていますが、金沢の食材を利用した様々なドレッシングが準備されており、いろいろな味を楽しむことができます。
他にも、シリアルやヨーグルト、パンなど、洋食メニューもしっかり準備されているので、和食が苦手なかたも、しっかりと朝食を楽しむことができますよ。
まとめ:失敗しないホテル選びで、金沢観光を楽しもう
今回は、彩の庭ホテルに宿泊する場合のメリットやデメリットを紹介しました。
他の、ここ数年で開業したホテルよりも少し価格は上がってしまいますが、それを十分に補うほどのサービスと朝食がついてきますので、おすすめのホテルです。
せっかくのお休みで、思ったのと違う…となってしまわないように、宿泊は、間違いのないこのホテルを選んでみてはいかがでしょうか。
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