皆さんは、子供の保育園への送迎どうしてるでしょうか?多くの方が自動車を使うか、子供のせ自転車を考えると思います。ただ勤務先近くに駐車場がないと、自動車を使っての送迎と言うのはなかなか大変です。また自動車だとガソリン代も思ったより端になってきます。一方で、子供のせ自転車であれば駐車場の心配は必要なく、ガソリン代もかかりません。かかったとしても電動アシスト自転車の電気代位でしょう。ただこの自転車にも弱点があります。それは子供が2人以上になった場合です。子供の自転車では、前と後ろにそれぞれ1人ずつ子供を乗せることができますが、前側は2歳までしか載せることができません。子供が生まれる感覚によっては同時に乗せることができなくなってしまう場合があります。
そこで今回ご紹介するのがチャイルドトレーラーです。これは子供たちが乗る場所を自転車で牽引することで、子供たち2人を安全に乗せることができるものです。また今後さらに子供が増えて3人となった場合でも、後ろのせ自転車があれば3人まとめて送迎することも可能です。子供が2人いる、今後さらに子供が増えることが考えられる場合は、非常にお勧めの乗り物だと言えるでしょう。もちろんメリットばかりではなく、子供の自転車に比べてもデメリットと言える部分もありますので、後に紹介したいと思います。
もうチャイルドトレーラーのことはよく知っているし、あとはどの機種を選べばいいのだろう?と考えている方は以下の記事をご確認ください。どの機種を選んでも後悔しないもののみをジャンル別で選抜しています。
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チャイルドトレーラーとは
サイクルトレーラー、バイクトレーラーなどとも呼ばれていますが、自転車用ベビーカー(バーレー公式サイトより)が最もわかりやいですね。つまり、自転車で牽引できるベビーカー(チャイルドカー)です。
日本ではほぼ見かけませんが、欧米ではかなり一般的に認知されています。日本で見かけないのは、日本の交通法規に適合した子供乗せ自転車が魔進化しすぎてチャイルドトレーラーが浸透しにくかったと言われています。
一方で、日本でこれだけ浸透している子供乗せ自転車が欧米で浸透しないのは、乗せている子どもの安全性が低く危険だと考えられているからです。
チャイルドトレーラーのメリット
ここからはチャイルドトレーラーのメリットをあげていきます。
メリット①3歳以上の子どもを2人乗せられる
子供乗せ自転車では、前に載せられるのは2歳時までなので、3歳以上の子供が2人いる場合、特に双子のお子さんだと子供の自転車は早い段階で使えなくなってしまいます。一方で、チャイルドトレーラーであれば3歳以上の子供であっても合計体重が45キロまでであれば概ねどの機種でも2人の子供を乗せることができるようです。
実際私が今使っているものはリブラネオと言う機種ですが、7歳の子供が乗っていても快適そうです。
また、子供が3人になった場合には、自転車の後ろ側にチャイルドシートをつけ、そこに1人乗り、残りの2人は後のチャイルドトレーラーに乗ることができます。ですので、最大4人までであれば自転車とチャイルドトレーラーを活用することで一気に送迎することができます。
メリット②子どもたちを安全・快適に送迎できる
子供の自転車とシートのフレームがあるので、こけた際にはある程度体を守ってくれます。ただ高さのある場所から転げるため衝撃が強く大きな怪我になりやすいです。またフレームがあるとは言え、機種によっては頭の周りの保護がなかったり、側面側の保護がなかったりということもあります実際自分も子供を乗せている状態でこけたことがあり、大怪我ではなかったものの、擦り傷を負わせ心に傷を負わせてしまいました。
それに対してチャイルドトレーラーは多くの機種でアルミパイプによるしっかりとしたフレームがあるので、仮にこけたとしても、大きな怪我につながる可能性は低いです。
また、子供乗せ自転車では子供が常に風邪を受けて走っているので、暑さ寒さを感じやすいです。また雨が降ると濡れてしまいます。だからといってレインカバーをかけると乗車しづらくなり、室内が濡れやすくなってしまうなどあまり快適性が良くありません。以前使っていた子供の自転車ではレインカバーを使っていると、カバーの内側が曇り切ってしまうことも多かったです。
それに対してチャイルドトレーラーは比較的室内空間が広めなので、子供たちものんびり過ごすことができます。晴れた日であれば雨避け、カバーを外して虫除けネットをつけておけば風を感じながら楽しく移動できますし、雨が降ってもカバーを閉じておけば、子供たちが雨に濡れる事はありません。
あまりの快適さに公園に行った帰りなどは子供たちがよく寝てしまっています。
メリット③荷物もそれなりに載せられる
子供の送迎の際にはたくさんの荷物を持つことになります。子供たちの保育園のバッグだけでなく、自分自身の職場へのバッグも自転車に乗せる必要が出てきます。子供のせ自転車の場合、後ろに子供がいるためリュックを使うのが難しいです。一方で前かごに複数の子供の荷物は乗らないですし、ましてや自分の荷物を載せるのもできないでしょう。
一方で、チャイルドトレーラーであれば、子供たちの背もたれの裏側に荷物を乗せることができるようになっている機種がほとんどです。機種によって載せられる容量に差があるので、自分が必要とする容量を確認した上で購入するのが良いと思います。
ただ大量に載せられると言うものではありません。保育園のバッグ位であれば乗ります。例えばお昼寝コットのシーツや上掛け程度であれば全然問題ありませんが、昔ながらのお昼寝ぶとんは入らないので注意が必要です。私はある程度の大きな荷物については、子供たちに乗った後、子供の足元に置いてもらうかそのまま持っててもらっています。
また、入り口のサイズも機種によって大幅に変わりますので、その点も考慮した方が良いです。
メリット④ベビーカーとしての利用もできる
チャイルドトレーラーは牽引バーを外せばベビーカーとしての利用も可能な機種が多いです。少し幅があるので、狭いスーパーなどでは気を使うかもしれませんが、イオンなどの大きなスーパーであれば特に問題なくそのまま利用できると思います。また公園のお散歩に使う際も便利です。
このベビーカーとしての利用には、牽引バーの先端にタイヤをつけて利用するのと牽引バーを外してベビーカーとして使う機種があります。おすすめなのは牽引バーを外すタイプです。なぜなら、牽引バーが他の人に接触する可能性が高いです。チャイルドトレーラー自体のサイズが大きいので、牽引バーの先端が見えづらく使い勝手が悪くなってしまいます。
最大手のバーレーでは、牽引バーを取り外すせるタイプは別売りパーツの購入が必要です(プレミアムモデルのみ)。ベビーカーとしての利用目的が公園やお散歩といったあまり混雑しない場所であれば全く問題ありません。
メリット⑤折り畳んでの保管や持ち運びが可能
多くの機種では折り畳んでの保管や持ち運びが可能です。お家が狭めでトレーラーなんておけないという方でも、畳んでしまえば保管は十分可能です。
ただ、一度畳んでしまうと再度組み立てるのに数分はかかってしまうので(慣れれば簡単なのですが)、毎日使うという方には畳んでの保管はおすすめできません。
折り畳み機能については、週に1回公園に行くのに使うとか、車で遠出した先で使うといった用途の方向けと考えたほうがいいでしょう。
また、折り畳んでもそれなりにサイズはあるので、軽自動車だと運ぶのに苦労するかもしれません。
メリット⑥必要に応じて脱着が可能
子ども乗せ自転車のまま職場まで通勤すると、自転車を置いておきづらかったり、場所をとってしまうことがあります。通勤の時はスピードを出して通いたいという場合も、選択肢はママチャリのような子供乗せ自転車に限定されてしまいます。
チャイルドトレーラーは脱着できるため、送迎後一度家に戻って外してしまい、普通の自転車として通勤することが可能です。もし、園の敷地が非常に広くて置かせてもらえるのであれば置いていくという手もあるでしょう。この場合、牽引する自転車は電動アシストのシティサイクルでも良いですし、クロスバイクやロードバイクでも問題ありません。送迎はしなきゃいけないけれど、好きな自転車に乗りたいという希望もかなえることができるのです。
ただ、送迎と通勤の両方を考えているのであれば、少なくとも電動アシスト付き自転車にした方が良いでしょう。牽引時の楽さが全く変わってきます。正直、電動アシストなしだと上り坂になった途端めちゃくちゃキツくなります。
ちなみに、最初は普通のママチャリを使っていましたが、上り坂で2人乗せているとかなりきついため、パナソニックのビビ・D Xを購入しました。牽引という特殊性のためか、アシストがかかるタイミングに少し違和感を感じることがありますが、かなりの急坂でも全く問題なく登っていってくれていますよ。
もし、クロスバイクやロードバイクで通勤したいのであれば、以下のような自転車がおすすめです。アシスト力も十分にあり高速走行もしやすいので非常に使い勝手がいいと思います。
メリット⑦他の子どもたちや保護者からヒーロー扱いしてもらえる
これは、まだに他に乗っている人が少ないというのもあるのですが・・・ぶっちゃけヒーローになれます!これに乗って保育園に行くと園庭で遊んでいる子どもたちが手を振ってくれるようになりました。最初の方は園の先生方からも歓声があがっていました。こどもも嬉しかったようで、「ぼくのチリンチリンなんだ」と紹介していました。
他の保護者の方からも、使用感や価格、注意点を質問されたり、購入を考えていると相談を受けるようになりました。結構気になっている人も多いようです。
チャイルドトレーラーのデメリット
最初にお伝えした通り、チャイルドトレーラーはメリットばかりではありません。立地によってはデメリットが大きくお勧めできない場合もありますので、以下のデメリットを読んで自分の住んでいる地域で使えるかどうかをしっかり考えた方がいいと思います。
デメリット①自転車と同じようには走れない
これがチャイルドトレーラーの最も大きな弱点です。日本は魔改造が好きすぎて子供乗せ自転車という文化を作ってしまいました。その結果、チャイルドトレーラーは道交法上は「リアカー(車両)」という扱いになります。トレーラーを取り付けた時点で、自転車とトレーラーは道交法上「自転車」ではなくなり、「車両」としてルールを守らなくてはなりません。
自転車でないとどうなるかというと、歩道や自転車通行可(自転車を除く)と標識がある場所を走れなくなるということです。
なので、自分が送迎に使うルートでチャイルドトレーラーが本当に使えるのかどうかはしっかり考えた方が良いです。
今まで送迎に使っていた道は大きな幹線道路の歩道ではありませんでしたか。歩道が使えないとなると、自動車が走る道路で走行しなければなりません。その際、ほぼ車が通らない別ルートはないか、道路に自転車走行帯区分(これは車道の区分の明示なので通行できます、車道に自転車が走りやすいように矢印があるものですね)が作られているか、路側帯が広くとられているか、など考える必要があります。今まで行ったことがない場所に行く時は、グーグルマップなどで道を確認したほうが良い場合もあります。
また車両侵入禁止の標識がある場所や一方通行になっている場所もその標識に反して走行することはできません。少し標識の勉強や確認は必要です。
ただ、実際に乗り始めてみると、意外と走りやすい迂回路は多いし、マップを見ることで新たなルートを発見できたりと良い面もたくさんあるようには感じました。
最後に、知名度が低いゆえに自動車のドライバーもトレーラーに子どもが乗っていると思わない可能性が高いです。車による接触事故が起こらないよう、通行量が少ないどうとを使う、反射テープや赤色ライトをつける、ベビーインカーのステッカーを貼るなどこちらからのアピールも大事です。
最大手メーカーのバーレーでは走り方についての記事を掲載してくれています。これを読むと非常にわかりやすいです。
デメリット②保管場所の確保が必要
チャイルドトレーラーは子どもが2人乗れるのもあり、かなり大きめのサイズです。ですので、それに応じた広めの保管場所が必要です。ただの駐輪場には基本的に入らないのでご注意ください。
また、大手メーカーやそれなりの価格のトレーラーであればしっかりとした生地が使われてはいますが、直射日光を浴び続けるとすぐに劣化して穴が空いてしまいます。可能であれば屋根付きの場所で保管するのがベストですが、それが難しい場合にもカバーをかけるなどして劣化を防ぐようにしてください。
デメリット③バックにはコツがいる
チャイルドトレーラーは牽引車ですので、普通の自転車のようにはバックはできません。
自転車の気分でバックをすると、すぐにトレーラーのみ明後日の方向に進んでいってしまいます。
上手にバックするには、牽引車のバックの技術が必要です。以下のサイトなどで技術を学び、まわりに物がない状況で練習してからバックするようにしてください。
ただ、一番はバックせず前に進み続ける。これが最善です。
デメリット④取り回しにもコツがいる
同じく牽引車ですので、小回りは多少効きにくくはなっています。ただ、実感としてはほんの少し効きにくいぐらいですので、全然なんとかなるレベルです。
気をつけないといけないのは内輪差です。トラックの運転などにある、後側のタイヤが前側のタイヤよりも内側を通って右左折してしまう、アレです。牽引しているチャイルドトレーラーを気にせずそのまま曲がってしまうと、トレーラーが境界のブロックに接触してしまう可能性があります。ただ、これも意識していればぶつかることはほぼありません。私自身歩道のブロックにぶつかった経験は一度もありません。
まとめ
このように、チャイルドトレーラーにはデメリットもあり、万人におすすめできるものではありません。しかし、送迎ルートをしっかりと決めることができ、保管場所をしっかりと確保できるのであれば非常におすすめできる乗り物です。私は以下の記事のとおりリブラ・ネオを購入しましたが、これを使うようになって明らかに行動範囲が広がりました。今まで車で行っていた公園や遊び場にみんなで自転車で行くようになり、目的地で遊ぶだけでなく、行くまでの道も楽しめるようになったと感じています。
送迎用途だけではなく、子供との楽しい時間を過ごす一つの手段としてもチャイルドトレーラー、おすすめですよ。
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チャイルドトレーラーリブラ・ネオ<PORTUS LIBRA NEO>レビューメリット・デメリット全て公開します。
2024/3/30
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