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Canon キャノン プリンターG6030-WH「GIGA TANK」 使用感レビュー メリット・デメリットからおすすめできるのはこういった人だとお伝えします

個人事業主はあまり立派なプリンターは必要ありません。そこそこな速度で印刷できて、文字とイラストや写真がそこそこ載った文書をしっかり確認できれば十分です。それでコスパがよければ最高というものです。

今回はキヤノンが誇るGIGA TANK機種であるG6030-WHを購入してしばらく使用した結果をふまえて、この機種でおすすめできる人とおすすめできない人をお伝えしたいと思います。

G6030をおすすめできる人・おすすめできない人

G6030をおすすめできるのは以下のような方です。

おすすめできる人

高速印刷は望まないが、モノクロやカラーの印刷を大量にする人

PCからの印刷がメインとなる人

面倒なインク交換をせずに長く使い続けたい人

一方でG6030をおすすめできないのは以下のような方です。

おすすめできない人

iPadやiPhone、Androidなどのスマホからカラー印刷を主に行う人

印刷した紙を水気(マーカー使用など)の多い状況で使用する人

L版での写真印刷などに使用する人

プリンタで直接操作などをしたい人

以下で詳しく説明していきます。

G6030をおすすめできる理由

以下のような使い方をする方には、コスパも非常によくおすすめできます。

高速印刷は望まないが、モノクロやカラーの印刷を大量にする人

G6030はビジネスインクジェットプリンターではありますが、廉価タイプのため高速印刷はできません。使用者の想定として、あくまでも個人事業主やSOHO、家庭でもよく印刷するといったユーザーだからです。以下に示すとおり、1分間の印刷枚数は多くありませんし、ファーストプリントまでの時間も10秒近くとされています。実際には、プリンタの使用状況によっては印刷準備のための時間が想定以上にかかることもあるため、かなり待たされる場面もあります。なので、高速印刷を求めるのであれば、GXシリーズなどのさらに高機能の機種を考えるべきです。

一方で、この機種はブラックインクには顔料を、その他のカラーインクには染料を使用しています。そのため、以下のとおり、すべてのインクに顔料を使用している上位機種に比べても圧倒的な印刷コストの低さが光ります。

ちなみに、上位機種の印刷コストは以下のとおり。圧倒的なコスパのよさです。

一応言っておくと、カラーの染料インクは写真の現像でより綺麗に印刷できます。と、いうものの、他の写真印刷を意識した機種はカラーインクが6色なのに対し、この機種は4色。一応印刷してみたことはありますが、たくさんの人にばら撒く用などのあまり重要でない写真の現像ならいいですが、大事な写真はしまうま印刷などのリーズナブルかつ高画質なお店で現像した方が良いです。明るさ、精細さなどが全く異なります。

PCからの印刷がメインとなる人

副業などの軽いビジネス用途であれば、PCでの利用がメインになると思います。そういった方が印刷するのにはちょうど使い勝手がいいです。先ほどお伝えしたとおり、ブラックインクは顔料なので、ビジネス文書を印刷しても滲みにくく十分に活用できます。アプリケーションをインストールできるDVDも添付されていますし、DVDドライブがない場合でもキヤノンのサイトからダウンロード可能です。

一方で、また後で述べるとおり、スマホやタブレットからの印刷がメインとなる場合には使い勝手が非常に悪くなるため、おすすめできません。

面倒なインク交換をせずに長く使い続けたい人

通常のインクジェットプリンタでは頻繁なインクカセットの交換が必要になるのにたいし、この機種では以下のとおり、一度インクタンクにインクを補充するとかなりの長期間使用し続けることができます。自分はキヤノンの説明不足により購入2日目にしてゲージの4分の1を使用してしまいましたが、普通の使い方ならば印刷しまくってもなかなか減らないと思います。

G6030をおすすめできない理由

一方で、以下のような方にはおすすめできないでしょう。

iPadやiPhone、Androidなどのスマホからカラー印刷を主に行う人

これがなかなかどこにも載っていないのですが、iPadやiPhone、Androidなどのスマホからカラー印刷を主に行う人はこの機種は向いていないです。というか、キャノンの機種は基本的に向いていないのではないかと思います。

スマホやタブレットなどから印刷しようとする場合、キヤノンのアプリを利用して印刷することになります。

が、このアプリが曲者で、設定項目がめちゃくちゃ少ないです。おそらく、できる限り設定項目を減らして簡単に印刷できるようにとの意向なのかもしれません。しかし、この設定項目の削除が致命的な問題点をつくってしまいました。

それは、カラー印刷の際には一定間隔で線が入ってしまうという問題です。以下の写真はアプリから印刷したものです。

ちょっとわかりにくいでしょうか。アップするとこんな感じです。

このように、線が一定間隔で入ってしまうため、基本的にはビジネス用途としては使えないです。ちょっと一時的に使うといった用途ならアリかもしれませんが、かなり気になります。実際、文字とイラストの文章を印刷してみましたが、やはりカラー部分には線が入ってしまっていました。

最初は設定ミスを疑い説明書を確認しましたが、何も記載はなく。次に初期不良等を疑い、ヘッドクリーニングやインクヘッド位置の調整なども試しましたが、やはり治らない。最終手段のインクシステムリフレッシュ・・・インクタンクの容量が4分の1ほど減りましたが、何も変わらず。

諦めてサポートに電話しました。

私の話を聞くとすぐに判断できたようで、理由を教えてもらえました。

結論から言うと、仕様ですとのこと。

原因は、本体が元々もつエコ印刷設定が原因とのこと。PCから印刷する場合には印刷品質を「きれい」に変更することで線はなくなるが、スマホやタブレットでは印刷品質に関する設定項目がなく、そのままでは線を消すことはできないとのことでした。

ただ、一応別の方法で消すことはできるようです。それは、印刷用紙を「写真用紙」にすること。これで線は消えますが、必ず差し込み印刷をしないといけないとのことでした。

サポート側も問い合わせが多かったのでしょうね。ただ、回避策は提示してくれたものの、アプリの改修などによる根本的な解決をする予定はないとのことでした。

以上から、カラー印刷メインの方にはおすすめできません。

印刷した紙を水気(マーカー使用など)の多い状況で使用する人

次に、ビジネスや勉強に使用する文章を印刷して、そこにマーカーなどを低く人にもこの機種はあまりおすすめできません。

「あまり」としたのは、印刷する文書が文字ばかりのものであればそこまで問題にはならないからです。

問題になるのは、パワポの印刷やイラスト入り文書の場合です。マーカーを引くとまあまあにじみます。これは、先ほどお伝えしたとおり、カラーインクに染料インクを使用しているからです。染料インクは水で滲むため、マーカーなどの水分を上から乗せるとカラー部分がにじんでしまいます。一方で文字のみであれば、ブラックインクは顔料を使用しているため、にじみにくいです(とはいえ、レーザープリンターほどではありません、本格的なビジネスに使用するならレーザープリンターをおすすめします。)

印刷した文書によくマーカーを引くという方は、できればレーザープリンター、せめて上位機種のインクジェットプリンターを購入しましょう。

L版での写真印刷などに使用する人

ビジネスインクジェットプリンタと銘打っているように、基本的には写真の現像には向かない機種です。原因はカラーインクの種類の少なさ。

写真の現像を目的とした機種は基本的に6色インクです。ブラックは文書用の顔料インクと写真などの染料インクとは分けていますし、カラーインクの種類も3から5へと増やしています。それで、細かい色の違いも写真上に再現しようとしているのです。

全部で4色しかないこの機種では写真の再現性は低いです。この機種で現像するくらいなら、しまうまプリントで現像しましょう。インクの無駄です。

プリンタで直接操作などをしたい人

このプリンタには操作画面は2行のシンプルな液晶表示しかありません。正直詳しい情報などはほとんど表示されません。基本的にPCやスマホなどで表示内容での確認が求められる機種です。

もちろん、単なるコピーなどではボタンの直感的な操作で行えますのでなんら支障はありませんが、複雑な設定等はやりにくいです。

なので、プリンタのみで色々したいという方には向いていませんので、別の機種をおすすめします。

まとめ

この機種はコスパ最強という最大のメリットがありながらもビジネス用途に尖りきっているため、デメリットも数多く存在します。

特に残念なのは、デメリット部分やその解決法について説明書やHPのサポートなどにも一切明記せず、今後改修予定すら立てないキヤノンのあり方です。

しかし、デメリットはそういうものと割り切り、特定の用途にしぼって使用すればとても良い機種だと思います。

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