こんにちは、かりんとうです。
毎朝、出勤のために車をガレージから出すために、シャッターを開け閉めするのって面倒ですよね。
手動のガレージだと手が汚れるし、電動でも車に乗ってからリモコン操作するのでなかなか開かずイライラ…。子どもたちも自転車を出し入れするし、いっそのこと開けっ放しにしようか…。
私の家のガレージシャッターは電動でしたが、開くのに本当に時間がかかるので、朝の通勤時にはどうしてもイライラし、開けてしまいたくなりました。
しかし、ガレージのシャッターを開けっ放しにするのは、防犯上非常にリスクの大きい行為なんです。なぜなら、ガレージのシャッターを開けっ放しにすると泥棒が侵入しやすい環境を作ってしまうからなんですね。
泥棒にとって入りやすいから入る。
何を当たり前のこと…と思うかもしれませんが、これが真理です。あまりに当たり前すぎて、皆さん軽く考えてしまい、ついついガレージを開けっ放しにしてしまう…
では、ガレージのシャッターを開けておくことが、どうして侵入しやすい環境になってしまうのか。
私は前職が法律専門職であり、その仕事の経験と知識から、ガレージのシャッターを開けっ放しにすることにより防犯上のリスクが高くなる理由の詳細とその対処法をこれから説明します。
シャッター開けっ放しによる防犯上のリスクが高い3つの理由
情報収集の機会を与えてしまう
ガレージのシャッターは、風雨や盗難から自動車を守ることを一番の目的として設置されています。シャッターにより遮られていることから、中にある自動車を安全に保管できるということです。
しかし、シャッターの効果はそれだけでなく、中になにがあるかを外から見られないようにする遮蔽効果も大きな目的の一つなんです。
ガレージに車があるかないかは、泥棒にとって住民が在宅なのかどうかを確認するために非常に重要な情報です。
泥棒は、ふらふらと道を歩いて気になった家に侵入する…というわけではありません。
彼らは非常に用意周到です。何日にも分けて何度も家に通い、庭や室内の様子を確認して、どの時間であれば確実に不在かを確認します。その最初の段階、どの家に目星をつけるかの段階でガレージのシャッターが開いている家を見つけたとき、泥棒は二つの印象を持ちます。
一つは、セキュリティ意識が低い家の可能性が高い
もう一つは、庭の様子や在宅の有無を把握しやすく、仕事がしやすいだろう
泥棒があなたの家に対して、このような印象を持った場合、その後何度も下調べをされ、最終的に泥棒に入られてしまう可能性が高くなります。
泥棒に対し、家の情報を与えてしまうのは非常にリスクの高い行為なのです。
心理的に侵入しやすい
二人の人が向き合い、一人が両手を前に出すと、もう一人は相手側に向かうことに心理的な抵抗を感じます。このような抵抗感を心理的障壁といい、目的地との間に障害物があれば、それだけで目的地に向かうことに抵抗感を持つものです。
家では、ガレージのシャッターがその役割を持ちます。
そのため、ガレージのシャッターが閉まっているだけで、たとえガレージが侵入の経路に適さないとしても、泥棒は抵抗感を感じます。
この場合の抵抗感はほんの少しです。ですが、ほんの少しでも抵抗感を持ってくれれば十分なのです。なぜなら、もっとよい獲物はないかと意識を他の家に向けてくれるから。これだけで、ぐった泥棒に入られる確率は減少します。
物理的な障害がない
3つ目は、そのままですが、ガレージのシャッターは物理的な障害となります。
侵入経路となりうる場合でも、泥棒に少しでも入りづらいと思わせれば勝ちなのです。泥棒にとって、侵入時が一番のリスクとなるため、侵入時に少しでも面倒だと思わせるのが重要です。
たとえ、ガレージに鍵がかかっていないとしても、開ける音が他の家の人に聞かれるかもしれない、ガレージを開けるところを見られるかもしれない、と少しでも思ってくれれば犯行を思いとどまる可能性が高まります。
【防犯対策】ガレージシャッターのスマート化
さきほど説明したとおり、面倒だからといってガレージを開けっ放しにするのは防犯上非常にリスクの高い行為です。そのため、必ずシャッターを閉めるようにしましょう。
とはいえ、毎日手で開け閉めしたり、車に乗ってからリモコンを操作して開くのを待って…ではやる気をなくしちゃいますよね。
そこで、楽に毎日シャッターを開閉できるように、ガレージのシャッターをスマート化しちゃいましょう。
ガレージのスマート化とは
ガレージシャッターの開閉をスマホで行えるようにすることです。
手動で開閉するシャッターであれば電動化・スマホ操作を可能に、電動シャッターであればスマホ操作を可能にすることをいいます。
ガレージのスマート化をするには、自宅のガレージが手動か電動かで必要なものが変わってきます。
手動シャッターの場合
手動シャッターの場合は、シャッターの電動化とスマホ操作を可能にする機械が必要になります。
そこで、使用するのが、スマートガレージKitです。
スマートガレージKitは、巻き上げ式手動シャッターにDIYで取り付け可能なシャッター電動化キットです。
巻き上げ式シャッターとは、シャッターを収納するシャッターボックスに巻き上げていくタイプをいいます。この画像のようなシャッターですね。
また、DIYとは、「Do It Yourself」をいい、自分自身で設置・取り付けを行うことをいいます。
このような巻き上げ式シャッターを手動から電動に変更する場合、通常では、巻き上げ式のシャッター部分をすべて交換することになるため、20万円近くの出費が必要です。
ただ、さすがにシャッターの交換で20万円もの出費は避けたいですよね。
この商品であれば、価格は55000円ですので、かなり安く設置できます。
注文時にシャッター部分の写真が必要になるので、取付不可のシャッターなのに購入してしまったという心配もないかと思います。
公式によると、簡単に取付可能とのことですが、さすがにDIYは心配…という方も、地域の便利業者に問い合わせると、取り付けてくれるようです。取付料金はかかりますが、10万円は超えないでしょう。
電動シャッターの場合
電動シャッターであれば、より簡単です。すでに自動で開閉する機能は付いているので、車に乗り込む前に開閉作業ができていれば良いのです。
そこで、スマホをシャッターのリモコンに変えてしまう機械を使用します。
スマートガレージ ワイヤレスコントローラーという商品です。
この商品は、シャッターのリモコンの機能をスマホに持たせられる機能で、通常のリモコンよりも遠くから操作できるようになります。
また、複数のスマホを登録できるため、家族全員がガレージシャッターのリモコンを持つこともできてしまいます。
価格も実質価格で1万5000円からと、かなり導入しやすい金額です。私も実際に購入して使用しています。私が使用して感じたメリット・デメリットはこちらの記事で紹介していますので、参考になればと思います。ちなみに、この商品は複数の種類があるので、公式サイトで必ず適合確認をするようにしてください。
>>【レビュー】Smart Garage(スマートガレージ) ワイヤレスコンバーターのメリット・デメリットを紹介
この商品を導入した結果、出勤前にシャッターを開けておけるし、子どもたちの通学の際にもガレージのリモコンを渡しておかなくて良くなったし、子どもたちにリモコンを壊されないかと心配することもなくなり、非常にコスパの良い買い物でした。
まとめ:楽に防犯対策をして快適な毎日を
今回は、ガレージシャッターを開けっ放しにすることで生じる防犯上のリスクとその対策について紹介しました。
防犯上のリスクが高いことはわかるものの、その対策にお金がかかりすぎたり面倒なのは嫌ですよね。
今回紹介した対策法で、少しでも楽かつ安く防犯上のリスクを下げながら、毎日の生活まで楽にしちゃいましょう。