このような悩みを解決します。
セルフスタンドでの副業は稼げる?
結論から言いますと、セルフのガソリンスタンドでの副業は、金額についてはあまり稼げるわけではありません。しかし、しっかりと労働条件を限定しておけば、業務内容や給料、業務時間中にできることを考慮すると、セルフのガソリンスタンドでの副業は非常にコスパが良いので、紹介したいと思います。
セルフスタンドでの副業とは
セルフスタンドとは
セルフスタンドとは、お客さんが自ら給油するスタイル(セルフサービス方式)のガソリンスタンドを指します。近年では、かなりのガソリンスタンドが、値段の安さからこの方式に切り替わっていますね。
セルフスタンド店員の業務内容
お客さんとしてセルフスタンドを利用する場合には、油種の指定や給油作業、給油料金の支払まですべてお客さんが行うため、店員がする仕事についてあまりイメージがないかもしれません。
しかし、セルフスタンドの店員がしなければならない業務には以下のように多数の業務があります。
- モニターの監視、給油許可を出す
- 困っているお客さんに声かけをし、給油方法の説明を行う
- ガソリン以外に販売しているものがあったり、店内にレジがある場合はレジ業務
- 電話応対
- ピット併設の場合には、タイヤ交換作業や整備作業
- 店内・店外の清掃業務
- 釣銭の補充業務
- 店内レジの清算
- 携行缶への給油作業
セルフスタンド店員の給料
地域差もあるでしょうが、おおむね飲食店よりも高く、時給は900円~1200円程度です。ここに、深夜の夜勤業務を行う場合には、更に1.25倍高くなりますので、1100円~1500円程度になります。
また、危険物取扱者の資格を有する場合には、時給が50円~100円程度アップすることが多いです。
副業としてセルフスタンドを選ぶ条件は?
ここまでの説明では、確かに給料はそれなりに高いけど、その分整備作業や接お客さんなどの業務があるのなら全然楽じゃない…と考えているかもしれません。
確かに、セルフスタンドの店員はお店によってはかなり激務になってしまう可能性があります。毎日、本業をしっかり働いてその後に更に接お客さんさせられ、整備作業をさせられ…ではとても副業として続けていけないですよね。
しかし、セルフスタンドの求人に応募する際に、以下の点に気を付けていれば、上記のセルフスタンド業務のほとんどを避けて楽に働くことができるのです。
そのセルフガソリンスタンドへの応募で気をつけるべき条件とは、
- 深夜枠での募集であること
- ガソリンの給油清算を店内で行う店舗ではないこと
の2点だけです。
この2点を厳守すれば、9つあった業務内容のうちのほとんどが、ほぼ実際にする必要がなくなります。その結果、業務時間の大半が待機時間となり、その時間の間に読書や勉強などに充てることができるようになります。
それでは、どうして業務内容がこんなに減ってしまうのか解説していきます。
深夜枠での募集であること
深夜枠の募集、具体的には午後10時から午前5時までを含む勤務体系になっているものです。私がアルバイトをしていた際には、午後10時から午前7時までの勤務になっていました。
まず、深夜帯であればピット併設の店舗であっても、ピット作業の受付は行いませんので、整備作業をすることはありません。そのため、タイヤ交換や洗車といった複雑な作業をすることはなくなります。
また、深夜の勤務であろうが、通常の勤務であろうが、モニターの監視して給油許可を出す、困っているお客さんに声かけをし、給油方法の説明を行う、電話応対、携行缶への給油作業はしなければなりませんが、昼間の時間帯に比べると圧倒的に少ないです。
私が勤務していたセルフスタンドでは、時間帯にもよりますが、一回の勤務の間に、給油許可を出すのは1時間に5~10回程度でした。また店員が待機する事務所も防犯のため、カーテンをおろしていることもあって、給油方法の説明や電話応対をした経験はほとんどありません。また、携行缶への給油作業は2年間にもわたる勤務でも一度もありませんでした。
一方、深夜帯の勤務であってもしなければならない業務として、釣銭の補充業務、店内レジの清算、店内・店外の清掃業務があげられます。
しかし、釣銭の補充業務は2台の精算機であっても5分程度で終了しますし、店内レジの清算も10分もあれば終わってしまいます。
店内・店外の清掃業務については、店舗ごとに清掃の範囲が異なるため、簡単…とは言えませんが、店外の清掃については多くのスタンドが午前中に行っており、深夜帯にすることは通常考えられません。また、私の勤務していたセルフスタンドでは店内トイレの清掃のみであり、それも10分もあれば終了する程度でした。
ガソリンの給油清算を店内で行う店舗ではないこと
セルフスタンドでの給油に関する業務ってどのようなものかご存じでしょうか。
大まかな流れとしては以下のとおりになります。
- お客さんが給油機の前で油種の選択等を行う
- 店内の端末に給油の許可のボタンが表示されるため、給油しようとしているお客さんの状況をモニタで確認したうえでボタンを押す
- お客さんが給油を行う
- お客さんが清算する
- お客さんが退店する
この中で、店員がする可能性のある作業ってたったの二つだけなんです。それは、②と④。④については、店内での清算ではなく精算機での清算であれば、④の作業も不要になってしまいます。つまり、店員としてするべきなのは、②のお客さんの確認とボタンを押すだけ。非常に簡単ですよね。
セルフスタンドの仕事は正直楽
先ほどの深夜帯であることも踏まえると、セルフスタンドの店員がする仕事って、ぶっちゃけると最初に清算や清掃を30分程度で終わらせて、後は1時間に数回ボタンを押すだけ。
こんなに簡単な仕事は、様々なアルバイトを経験した私にもこれ以外には経験がありません。
セルフスタンドの店員を副業とするのであれば、基本的にはアルバイトのサイトを通して応募をすることになります。
大手のアルバイトサイトであれば、おおよそ共通して応募が出されていると思いますので、どれか一つのサイトに絞って登録し、定期的にウォッチしておくのがベターです。
セルフスタンドの店員が楽という情報は大学生などの若者の間では結構知られている(私も楽というのを聞きつけて大学2年から卒業まで働いていました)ので、募集が出てもすぐに募集が締め切られてしまうことが多いです。
なので、ひとまず登録だけしておいて、後はのんびりアルバイト情報が出てくるのを待つのがいいです。
私なら登録するなら、マイナビバイトですね。最大手の一つですし、サイトの構成もわかりやすい。シンプルな検索と詳細検索をサクッと切り替えられるのもgoodです。登録して2・3日に1回程度チェックする…というような使い方をすると思います。
ただ、注意点が。
セルフも含め、ガソリンスタンドの営業時間には、危険物取扱者乙種4類(乙4)の資格保持者が必ず一人はいなければなりません。
基本的には夜勤時間帯のスタッフは一人なので、スタッフとして採用されるには乙4の資格取得が必須です。
ただ、この資格はかなり簡単に取得できます。問題として出題されそうなところを暗記しておくだけでOKです。
期間も2週間程度の勉強で十分なため、以下の本などを使ってサクッと免許を取っておきましょう。
仕事中のスキマ時間の活用
では、この空いた(と言ってしまっていいのでしょうかという思いはありますが…)時間をどのように活用していくか。
ただし、注意点が一つ。絶対に寝てしまわないようにだけ気をつけてください。深夜帯なのでどうしても眠くなってしまいますが、店員が寝てしまうと、お客さんが給油しようとしてもガソリンが出てくることはありません。
その結果どうなるかというと…呼び出しボタンで呼び出されます。
それだけなら良いのですが、ひどい場合には、後日店舗にクレームが入ります。
私は、一回勤務中に寝てしまい、めちゃくちゃ怒られてしまいました。当然ですね。しかし、その経験を糧に、空き時間をどのように使うかを必死に考えた結果、その後寝ることは一度もありませんでした。
あくまで、仕事中なので、給油の監視業務、そして店舗の管理業務は絶対に怠らないようにしましょう。
では、深夜の眠気に耐えながら、スキマ時間になにをするのが良いかというと…
すばり
副業です。
副業の時間に副業をする。これだけで、その時間の時給は2倍にも3倍にもアップする可能性があるんです。
週に3回、仕事後の午後7時から11時までコンビニや飲食店で勤務した場合に得られる給料は、時給900円としても1週間で
((900円×3時間)+(1125円×1時間))×3日=11475円
※1時間は深夜割増のため
です。
2日に1回、仕事後の4時間を費やしても1週間でこの程度しか稼げません。
しかも、コンビニや飲食、スーパーであっても仕事はかなりハードです。特に晩は変わったお客さんが多く、接客に苦労します。
一方、セルフスタンドはどうでしょう。
週に1回の金曜日、仕事後の午後10時から朝の7時まで勤務し、時給を1000円とした場合は1週間で
(1000円×7時間)+(1250円×2時間)=9500円
これに加えて、副業として4時間作業を行った場合、その時給が1000円程度の場合には、
たった一日で13500円を稼ぎだしてくれます。
しかも、業務内容は超が付くほどの楽さ。やらない理由はないです。
ただし、注意点があります。
採用の面接の際に必ず勤務中に行えることについて確認するようにしてください。
会社の方針として、勤務中は会社の業務以外は許さないというところもありますし、その旨が就業規則に記載されている場合もあります。
質問としては、「深夜の勤務はあまりお客様は来店される頻度は少ないと思いますが、お客様の来店がない間に、これはしてはいけないといったものはありますか?」という禁止行為について確認するといいでしょう。
入社前から副業しても良いかと直線的に質問すると、そもそも採用されません。また、深夜待機中に無断で他の行為を行っている場合には懲戒処分や解雇等の危険性があります。必ず禁止行為を確認するようにしてください。
禁止行為を確認し、その中で、「清掃や給油許可等の必要な勤務をしてもらえれば、待機時間中は基本的に自由」という回答がもらえるのであれば、ある程度の自主的な活動は許容されているといえるでしょう。
そのうえで、「実はブログをしているんですが…」という流れで具体的な行動について許可をもらうようにしてください。
実際、私が勤務する際には、この確認により了解を得て(バイトでしたが、他の在宅バイトについても許可を得ることができました。)、待機中に様々なことをしていました。
おすすめの副業は
では、どのような副業をするべきか。
深夜のスキマ時間に作業をすることになるため、以下の副業がおすすめです。
- アフィリエイトブログ
- ライター
- 動画編集
- 絵が描けるのであれば、イラスト請負
などが良いのではないでしょうか。最初に挙げたもの以外は、スキマ時間にコツコツと作業をこなし、確実に利益を得ることができます。
ライターを副業としてするのであれば、クラウドソーシングが、案件を見つけやすいうえに自分のペースで進めることができるのでおすすめです。私なら、クラウドワークスに登録しますね。クラウドソーシングの大手なため、自分にあった案件を探しやすいですし、仕事が見つからない…ということがありません。特に、これからライターを始める方にとっても安心のライトな仕事も多いです。
動画編集やイラスト請負などのクリエイティブな作業を副業として行うのであれば、ココナラがおすすめです。こちらもクラウドソーシングの大手であり、特に動画編集やイラスト、アイコンの作成依頼に力を入れている印象です。こちらも案件が多いため、初心者でも安心して始めることができます。
とはいえさすがに副業は…
とはいえ、さすがに勤務中に副業はダメだと言われることも多いです。
ただ、勤務中に本を読んだり、文書を作成したりすることまでは禁止されることは少ないです。
ですので、勤務中に新たに副業を行うのに必要な知識を得る時間として活用しましょう。
ブロガーとして副業を考えているのであれば、SEOやキャッチコピー関係の本、イラスト関係であればillustratorに関する入門書などですね。
集中して時間を使えるので非常にコスパが良いです。
まとめ:セルフスタンドの深夜枠の店員はおすすめすぎるので、求人を見つけたら全力で飛びつこう
今回は、いかにセルフスタンドの店員が副業としておすすめかを説明しました。ただし、本文で述べた条件を満たしていなければ結構キツイところもありますので、その点だけは意識するようにしてください。
副業×副業で時給を楽に倍増させましょう。